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レシピ

フレンチ定番、春の一皿。ホワイトアスパラガスとオランデーズソース

2019.04.06

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【作り方】
1:ホワイトアスパラガスは、はかまが開いておらず、頭がすぼまっているものを選ぶ(写真)。開いていると、香りがとんでしまう。

『「銀座レカン」高良康之シェフが教える フレンチの基本』高良康之(著)

 


2:穂先の2cmほど下からピーラーで皮をむく(写真)。むいた皮だけを紐で束ねる。

『「銀座レカン」高良康之シェフが教える フレンチの基本』高良康之(著)

 

3:アスパラガスが横に収まる径の鍋に水を入れ、2の皮と、水1リットルにつき15g見当の塩を入れて火にかけて沸かす。

『「銀座レカン」高良康之シェフが教える フレンチの基本』高良康之(著)

 

4:アスパラガスは太さがバラバラなので、太いものと細いものを組み合わせながら、数本ずつまとめて同じ大きさの塊を複数つくって紐で縛る。こうすることで均等に火が入る。

5:湯が沸き、皮の色が湯に出てきたら、アスパラガスの太いほうを下に立てて入れ(写真)、そのまま1分半から2分くらいゆでたら、湯の中に全部を沈める。

『「銀座レカン」高良康之シェフが教える フレンチの基本』高良康之(著)

 

6:金串を刺し、少し抵抗を感じながらスッと入るようになったら引き上げて(写真)氷水にとり、余熱を止める。長く入れておくと味が抜けるので、すぐに引き上げ、布巾にのせて水気をきる。

『「銀座レカン」高良康之シェフが教える フレンチの基本』高良康之(著)

 

7:オランデーズソースを作る。ボウルに卵黄と水を入れて、卵のコシが切れるまでホイッパーで混ぜ合わせる。

『「銀座レカン」高良康之シェフが教える フレンチの基本』高良康之(著)

 

8:80℃の湯を張った鍋の上にボウルを重ねて、湯煎をしながら攪拌する。ボウルを回しながら、八の字を描くようにして攪拌するのがポイント。水が入っているので卵にはゆっくりと火が入っていく。

『「銀座レカン」高良康之シェフが教える フレンチの基本』高良康之(著)

 

9:全体にふっくらとしてきたら、湯煎から外してしばらく攪拌し、ボウルの底に当たっている熱を均一に回すようにする。湯煎にかけ、また外して攪拌する作業を何度か繰り返しながら、ゆっくりと加熱することで、卵臭さが取れ、気泡が均一になる。泡をしっかり立てようと思わず、ボリュームを落とさないよう、大きさがバラバラの気泡を整えるように攪拌するのがポイント。

『「銀座レカン」高良康之シェフが教える フレンチの基本』高良康之(著)

 

10:リボン状になったら湯煎を外し、人肌に温めた澄ましバターを少しずつ一点に糸を引くように垂らしながら、卵とつないでいく(写真上)。ホイッパーで全体を混ぜるのではなく、バターが落ちるところを集中して混ぜ、しっかりと乳化させながら全体をつないでいくのがポイント。きれいに乳化すれば分離もしない。仕上げに塩ふたつまみを目安に味を調え、レモン汁、カイエンヌペッパーで引き締める。ほんの少しで効くので入れすぎに注意。

『「銀座レカン」高良康之シェフが教える フレンチの基本』高良康之(著)

『「銀座レカン」高良康之シェフが教える フレンチの基本』高良康之(著)

 

11:ゆでたホワイトアスパラガスにオランデーズソースをたっぷりかける。

代々著名なシェフを輩出してきた老舗フレンチ「銀座レカン」。本書は6代目料理長・高良康之氏(2017年9月から料理長は渡邉幸司氏)による「基本のフレンチ」のレシピブックです。素材も身近なシンプルなものを用いながら、伝統に培われたフレンチの基礎をひと皿ひと皿、丁寧に作り、味付けのコツやテクニックの極意を語ります。工程写真も多数。誌上スーパーシェフレッスンという一冊でまさに保存版。

『「銀座レカン」高良康之シェフが教える フレンチの基本』高良康之(著)

高良康之(著)
定価:本体1,800円+税
撮影/櫻井めぐみ
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