骨付きのラムチョップは、普段の料理にはなかなか使わない食材かもしれません。ですが、調理はそれほど難しいものではないので、ぜひ、このタイムのフレッシュな香りをまとったラムチョップソテーにチャレンジしてみてください。注意したいのは焼き時間。塊肉と比べて1本が小さく、脂の融点も低いため、焼き時間はぐっと短くなります。まずは脂身を1分ほど焼き、タイムをのせて両面をそれぞれ2分ほど焼いたら、もう、おおよそミディアムレアの焼き加減に。もう少し火を通したい場合は、鍋の余熱で1分ほどおくといいでしょう。今回使用したラムチョップは1本が約90gですが、これよりも小さく厚みのないチョップの場合は、焼き時間を短くして調整をしてください。また、ラム肉は常温に戻さず、冷蔵庫から出したばかりの状態で使うのもポイントです。キッチンいっぱいに羊肉独特の香ばしい匂いが漂い、食欲をそそる一皿です。和知 徹シェフの『銀座マルディ グラのストウブ・レシピ』より。
【材料 作りやすい分量】
・ラムチョップ 4本(350g)
・タイム(生) 15~16枝
・エキストラヴァージンオリーブオイル 大さじ1
・塩 3g(肉の重さの約0.9%)
・黒胡椒 適量
※※このレシピでは鋳物鍋(ストウブのブレイザー/24cm)を使っています。