亀屋良永
姿も銘も控えめで奥ゆかしい、春だけの和菓子
京都には、器に限らずほかにも味わう花があります。和菓子も花を題材にしたものが多く、桜ひとつとっても1輪の凛とした姿や、爛漫の美しさ、散りゆく儚さなど、さまざまな情景を楽しませてくれます。
1箱10個入り1750円(税込み)。4月中旬頃まで販売。「御池煎餅」で有名な「亀屋良永」で、春だけ販売されている「うらら」もそんな花の菓子のひとつです。
箱を開けると、愛らしい小さな半生菓子が並び、干菓子の蝶を添えれば春景色になるから不思議です。餡玉に砂糖衣を着せた「松露」と呼ばれる昔ながらの京菓子は、丸い形が一般的ですが、アレンジを加え、花に見立てています。
桜のシーズンの後には「かきつばた」、秋は「菊の香」、年始は「寒椿」と同シリーズを販売。店のショーケースにひっそりと咲く、本店だけの逸品です。
亀屋良永
京都府京都市中京区寺町通御池下る下本能寺前町504
電話 075-231-7850
営業時間 8時~18時
定休日 日曜、第1・第3水曜
見た目も味も桜色のホテルスイーツ
ハイアット リージェンシー 京都
洋菓子にも花をテーマにしたものがあり、「ハイアット リージェンシー 京都」で販売されている「桜パウンドケーキ」もそのひとつです。
桜パウンドケーキ 1本1200円(税込み)。4月21日頃まで販売予定。細かく刻んだ桜の花びらと葉を混ぜ込んだ生地にクランベリーで酸味を加え、桜の花びら(ドライ)とアイシングでデコレーション。コーヒー、紅茶はもちろん、緑茶やウイスキーとも合い、「花も団子も」という方への手土産にぴったりです。
ハイアット リージェンシー 京都
京都府京都市東山区三十三間堂廻り644-2
ぺストリーブティック 電話 075-541-3204
http://kyoto.regency.hyatt.jp