「時短」「コスパ」に続く家食の新トレンド「ヘルスパフォーマンス」とは?
家事分担の男女差が徐々に縮小しつつあるとはいえ、まだまだ家族の胃袋を支えるのは女性、という家庭が多いのではないでしょうか。
毎食の献立を考えるうえで「いかに安く」「いかに手早く」「いかに美味しく」作ることに頭を悩ませていると思いますが、加えて今注目したいのが「ヘルスパフォーマンス」という考え方です。
ヘルスパフォーマンスとは「栄養効率の高い食事法」「コストパフォーマンス」が1度の食事をいかに少ない金額で叶えるかということだとすれば、「ヘルスパフォーマンス」は1度の食事でいかにたくさん栄養を摂取するか、という考え方です。
特に、加齢に伴い胃腸が弱ってくると、食が細くなり、消化の働きも衰えてきます。だからこそ、同じ食材、同じ量でもできるだけたくさん栄養を取り込む「ヘルスパフォーマンスの高い料理」が、家族の健康を支えるうえで重要になるのです。
ヘルスパフォーマンスを上げるのはこんな調理法
今まで常識と思っていた保存方法や調理法が、実は栄養をロスしていることも。無駄なく栄養を摂るために、ヘルスパフォーマンスの高い調理法を、おなじみの野菜を使って、ご紹介します。
トマトは「常温保存」で、リコピンのパワーをアップ!温かい地域が原産のトマトは、冷蔵庫などの寒い場所が大の苦手。そのため、冷蔵庫に入れっぱなしにしておくと、トマトの代表的な栄養成分「リコピン」が大幅に減少してしまいます。
保存するときは、ポリ袋に入れて、野菜室で冷えすぎを防ぎましょう。
食べるときも、生のままだと体を冷やしてしまうので、オイル+加熱がおすすめ。加熱することで、リコピンの吸収率が高まるため、せっかくトマトを食べるならトマトソースにして摂取を!