伊勢志摩サミットの会場にもなった、三重県の志摩観光ホテル。そのレストラン「ラ・メール ザクラシック」で供される「伊勢海老クリームスープ」は、半世紀以上にわたり、訪れる人々を魅了してきました。
“18世紀ヴェネツィアの休暇”をテーマにした、遊び心のあるセッティング。スープは温めるだけでおいしいが、料理上手な佐藤さんはトッピングを用意。「伊勢海老のスープに、泡立てた生クリームと、炒めたパン粉・ガーリック・パセリを浮かべました」。パセリとレッドパプリカのパウダーをつけた細長い自家製クルトンや、薄く焼いたパルメザンチーズを添えて。神戸で英国式マナー教室を主宰する、佐藤よし子さんもその一人。幼い頃から折々に家族でホテルに滞在し、スープは思い出の味だといいます。「濃厚な海老のおいしさと、磯の香りが詰まっています」。その味を自宅で楽しめる缶入りのギフトを、手土産に愛用している佐藤さん。
「伊勢海老のクリームスープ」は、新鮮な伊勢海老のバターソースに白ワインを加えて煮込み、コニャックで香りづけをした逸品。それが2缶と、「あわびのクリームスープ」1缶入りのギフトセット(5000円。1缶155グラム)。/志摩観光ホテル「甘いものが苦手なかたや、お忙しいかたにも喜ばれます。あわびのスープも、滋味深く優しい味でお気に入り。休日に、大切な友人や家族とともに味わいたい、とっておきのスープですね」。
佐藤よし子(さとう・よしこ)さん
英国「ザ・イーストボーン・カレッジ」で学び、「ル・コルドン・ブルー」ロンドン校で第1級調理師免許を取得。1988年に日本初の英国式フィニッシングスクールを開校。 表示価格はすべて税抜です。
撮影/本誌・西山 航
「家庭画報」2019年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。