わざわざ訪ねたい味がある。福岡は“食”こそが観光です
雅なしつらい、器づかいにも定評がある「馳走なかむら」にて。九州の旬の食材は奥から時計回りに、長崎のいさきと赤むつ、福岡のあわび、佐賀のアスパラガス、ふき、オクラ、わらび、みょうがは福岡、対馬の穴子、丸い缶に入っているのは宮崎キャビア。今、福岡に注目の理由
(1)団体客から個人客へ。上質なものを求める外国人観光客が急増中
2018年、海外から九州への渡航客は511万人を超え、過去最高を更新しました。旅のスタイルにも変化が見られ、美食や美酒、工芸品を個人で訪ねてまわる富裕層の姿が目立っています。
“九州には上質で魅力的なモノ&コトがある”そんな認識が今、急速に世界に広まりつつあります。
(2)“本物を伝えたい”帰福した料理人の活躍ぶりに注目
「福岡のこちらのお店、もう行きました?」他都市に住む食いしん坊たちの、こんな言葉を聞く機会がとみに増えました。
故郷・九州から国内外に出て、研鑽を積んだ実力派の料理人による福岡での活躍が話題です。本特集ではそんな彼らの奮闘ぶりをご紹介します。
(3)女性も気軽に楽しみやすく名物料理のお店が進化中
九州はいわずと知れた海、山がもたらす食材の宝庫。福岡はその玄関口ゆえに、九州中から選りすぐりの食材が集まり、まさに「“食”こそが観光」です。
高級店に限らずカジュアルなお店のクオリティも高い福岡において、女性も入りやすく、気軽に名物料理を楽しめるスポットを地元マダムたちに教えていただきました。
能古島(のこのしま)から福岡ヤフオク!ドームや福岡タワーのある百道浜(ももちはま)エリアを眺める。