「おいしい福岡」最新案内 第2回(全9回) わざわざ訪ねたい味がある。福岡は今、上質なものを求める外国人観光客が急増し、世界中から注目を集めています。また、〝本物を伝えたい〞と帰福した料理人が活躍したり、女性が気軽に楽しみやすい名物料理のお店も進化中。最新の美味をご案内します。 前回の記事は
こちらから。
陣内孝則さん・恵理子さんご夫妻。
《陣内さん》ブルゾン15万円 トップス2万7000円/ともにトランジット ウオモ(ストックマン)《恵理子さん》ジャケット6万8000円/ヤコブ コーエン(ヤコブ コーエン GINZA SIX) ネックレス45万円 ピアス32万円/ともにアルテミス・ジョイエリ。「おいしいものを囲む地元の人たちの熱気が漂う、お気に入りにご案内します」―陣内孝則さん
日も暮れて、恵理子さんを案内したのは孝則さんなじみのお店。「屋台ともちゃん」は、先代主人からのおつきあいです。
「福岡の串物で誰もが注文するのが豚バラ。それも男性なら一度に2本や4本単位で」と孝則さん。
恵理子さんは「屋台って、外でいただく開放感と同時に、お店のかたやお客さんとの距離が近くて、とても温かい気分になれますね」と、ご夫妻の会話も懐かしい博多の思い出話へと広がっていきました。
程よく都会で、暮らしやすいと転勤先にも人気の福岡。写真は天神側から見た中洲の眺め。孝則さんは俳優として東京を活動拠点とする一方で、福岡への愛着もひとしお。地元のテレビ局が制作するドラマへの出演や、全国放送のテレビ番組でも積極的に地元・福岡を紹介していることでも窺い知ることができます。
「気さくな人柄とうまいものがある。福岡に触れたら誰もが好きになるでしょう。福岡出身者が集まる“福岡会”というのがあるのですが、忙しい連中のわりには集まりがいいんですよ」と陣内さん。
「最近は、ラーメンだけでなく、うどんも昔からよく食べられてきたと知られるようになりました。市内の承天寺には麺発祥の碑があります。福岡のラーメンが今、世界で人気を博しているように、次はうどんが来るのではないでしょうか」。