プロポーズ用の花束を作るとき、プロが気をつけている意外なこととは？

6月20日の贈り花

責任重大!　プロポーズの花束

プロポーズを決心した男性から、お相手の方に手渡す花束のオーダーをいただきました。「花など贈ったことがないので、どんな花がいいのかまったくわからなくて……」と恥ずかしそうに話す彼の、その一大決心がスムーズに伝わるように、こちらもいつもにも増して真剣に花選びをしました。

まず決めたのはアンジェリークロマンティカという淡いピンクの素敵なバラです。ロマンティカという花名がプロポーズのシーンにぴったりではないかと。そして「このバラの名前はね〜」と彼女に話すことで、その場の空気が和らぐことを期待して……。


また、プロポーズする彼の緊張が少しでもほぐれるように、心をリラックスさせる作用があるラベンダーも加えました。

ピンクの濃淡にブルーを加えて華やかな彩りにしたブーケが、プロポーズという大切な日の記憶に残りますように。

【使用花材】
バラ アンジェリークロマンティカ、イブピアジェ
リシアンサス NFホノピンク
エキナセア エキセントリック
オキシペタラム ピュアブルー
ルリタマアザミ ベッチーズブルー
ラベンダー
セアノサス マリーサイモン
アルケミラモリス

贈り花のヒント
プロポーズの際の花束を、というオーダーはけっこうあります。そのときに気をつけているのが「冒険をしない」こと。もし花束の個性が彼女の好みではなかったら、大切なシーンに暗い影を落としかねません。できるだけ彼から彼女の好みを聞いて、慎重に花選びをしています。

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