インテリア

シックなピンクの濃淡で作る、結婚記念日の贈り花

2019.06.29

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藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら
6月29日の贈り花

6月29日の贈り花


毎年イメージを変えて結婚記念日を祝う


結婚式のフラワーコーディネートを担当したお客さまから、結婚記念日のたびにお祝いの花のオーダーをいただいています。今年で4回目の結婚記念日。オーダーしてくださるのはご主人。いつもおまかせなので、毎年異なるイメージのブーケをお作りしています。

この年はシックなピンクの濃淡に、盛りのスモークツリーをプラスした、優しく個性的なブーケを作りました。主役は「ナカソネリシアンサス」さんのアッシュカラーのリシアンサス。こんな花色のリシアンサスがあるんだ〜、とお二人で語らってくださったらいいなと思います。


回を重ねるごとの落ち着き感と、いつまでも新鮮な気持ちをという願い、結婚記念日の花を作るときに心がけていることです。

【使用花材】
リシアンサス アッシュ
クレマチス ポンパドールピンク
スモークツリー
ケイトウ プティフルーツマーメイドピンク
アルケミラモリス

贈り花のヒント
結婚記念日などのアニバーサリーギフトは、毎年異なるイメージでお届けできるよう、過去にお作りした花をもう一度見返して、確認するようにしています。そのためにも制作したブーケを写真に残し、使用した花材をメモしておくことは欠かせません。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅からほど近い段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。 https://www.fleurs-tremolo.com

『人気フローリストが教える フラワーアレンジのデザイン&ヒント78 大切な人への贈り花』 2021年4月12日発売!
誕生日、結婚記念日、ウエディングなど、78例のブーケ&アレンジメントを色別に掲載しています。オールカラーの大判の単行本で楽しむ、藤野さんのナチュラルでエレガントな花の世界は、眺めるだけで幸せな気持ちに。色別花図鑑コラムや全国の生産者データなどお役立ち情報やインデックスも充実。大切な人へ花を贈る際のヒントが満載です。
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