いちごは人気者ゆえ促成栽培の進化も目ざましいものがあります。近年では12月から店頭に出回り2月が最盛期の印象ですが、実は露地物の旬は3月から4月にかけてなんですね。今日ご紹介するのはいちごジャムのレシピ。自家製ジャムが人気の「カフェ リゼッタ二子玉川店」でワインを使ったおいしいいちごジャムを教えてもらいましょう。
「日本の果物は、もともと生食用につくられているものが多いので、ジャムにすると味がぼんやりすることがありますね」とはカフェ リゼッタのディレクター・鶴見昂さん。救済策は、煮る際に洋酒を加えること。「味が引き締まりますし、香りも豊かになる。ただ家庭で余ったお酒を入れてみて、おいしかったら、またそのお酒を使うくらいでいいと思います」。
いちごの品種は何でもOKですが、赤ワインはいちごの風味を生かす、渋みの控えめな軽い国産がおすすめです。いちごにグラニュー糖を入れて加熱し終えた状態で、冷蔵庫で1週間ほど保存できるので、いちごが新鮮なうちに加熱しておくといいいでしょう。仕上げのハンドブレンダーでつぶす際には、好みでも実を半分残してもおいしいですよ。素敵な休日のはじまりを演出してくれる贅沢な味わいのジャムです。『おうちで作れる カフェの朝食』より。
【材料 作りやすい分量】
・いちご 1kg
・グラニュー糖 150g
・A [グラニュー糖 900g/ペクチン 22g]
・赤ワイン 750cc
・レモン汁 100cc