『印象派への旅 海運王の夢
バレル・コレクション』
エドガー・ドガ《リハーサル》 1874年頃 油彩、カンヴァス (c)CSG CIC Glasgow Museums Collectionイギリスのグラスゴーで「海運王」と呼ばれたウィリアム・バレルは、古今東西の美術品のコレクターでもあった。
良質なコレクションのうち数千点をグラスゴー市に寄贈した1944年、当時深刻であった大気汚染の影響を受けないように展示すること、英国外には貸し出さないという条件つきで、郊外に専用の美術館が設けられた。その館が2020年まで改修工事で閉館しているため、日本での公開がかなった。
同市のケルヴィングローヴ美術博物館からの出展も併せ、セザンヌやゴッホらの名画が一堂に会する。
Bunkamura ザ・ミュージアム2019年4月27日～6月30日
休館日：5月7日・21日、6月4日
入館料：一般1500円
ハローダイヤル：03（5777）8600
静岡、広島に巡回表示価格はすべて税込みです。
取材・構成・文／白坂由里 撮影／木奥惠三
「家庭画報」2019年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
