料理・文/大原千鶴
旨みがあって香りに乏しい鰺(アジ)には、意識して香りを添えてさらにおいしく
鰺は日常の食卓に欠かせないお魚です。新鮮なものを酢締めにした「生ずし」が、私が一番好きないただき方ですね。お魚は何より鮮度が大切。目を見て選ぶようにしましょう。
今回特におすすめなのはフライです。お刺身にできる鮮度のいいものを、中心をレアにさくごと揚げて。ちょっとご馳走の鰺フライになります。
(前回のレシピ「鯵の笹巻き寿司」はこちら)しま鰺のフライ
【材料 2人分】
・しま鰺...100グラム(刺し身用・小さめのさくで1枚分)
・塩、こしょう...各少々
・小麦粉...適量
・溶き卵...1個分
・パン粉...適量
・サラダ油...適量
・そら豆...5~6粒
・溶き辛子、ウスターソース...各適量
【作り方】
(1)しま鰺は塩・こしょうをして、小麦粉、卵、パン粉の順にころもをつける。170度の油で中が半生になるように1分ほど揚げる。そら豆は薄皮までむいて素揚げし、塩少々(分量外)をふっておく。
(2)(1)の揚げたしま鰺をスライスし、そら豆とともに器に盛り合わせ、溶き辛子とウスターソースを添える。