“日本の伝統美を博多という舞台で伝えていく”……その思いは料理にも込められています。
うすい豆の豆腐、蒸しあわび、芋茎を散らした春らしい椀物。器はほとんどが福井の「陶器越山」によるもの。「長崎や佐賀の魚、宮崎や鹿児島の肉、各地の新鮮な野菜……博多は九州中からおいしいものが集まってきます。魚種も豊富ですし、料理人としての腕が試される街ですね」。
地元の素材を積極的に使い、香りや風味を生かした繊細な料理の数々は「最高の素材を使った日本料理を、季節の風情を感じながらいただける」と、訪れるお客さまを魅了し続けています。
本日の主菓子は色鮮やかな「山つつじ」。「塩くるみ」を添えて。茶碗は唐津焼・藤ノ木陽太郎作。 Information
馳走なかむら
福岡市博多区対馬小路2‒10
TEL | 092(292)7663 |
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営業時間 | 11時30分〜12時、18時〜19時30分(ともに最終入店) |
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定休日 | 日曜、月曜昼、月曜夜不定休 |
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表示価格はすべて税抜きです。
撮影/本誌・坂本正行 取材・文/中野智恵〈Fe〉 取材協力/九州観光推進機構
※ご紹介した料理の献立は、仕入れの都合で食材や内容が変更になる場合があります。また、別途サービス料等がかかる場合があります。
「家庭画報」2019年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。