本日は、新ジャガとイイダコをフィーチャーした、春らしい一品をご紹介しましょう。ジャガイモは皮付きのまま茹でて皮ごといただきますが、皮が苦手な人は、茹でたあと温かいうちに皮をむいてから使用してもOKです。イイダコを番茶で茹でるのは、色がきれいに茹で上がるうえ、臭みをおさえる効果もあるため。また、そうすることで栄養分の流出が防げるので味わいが良くなり、ソースともよく絡みます。
ジェノベーゼは色が飛びやすいので、召し上がる直前に和えることがポイントです。冷蔵で2日、冷凍で約2週間保存が可能。パスタソースなどにも使えますので、多めに作って保存しておけば重宝しますよ。イイダコが手に入らない場合は、真ダコや、イカ、海老などで代用しても美味しく作ることができるので、そちらもお試しください。佐藤夢之介シェフの『旬の野菜でシンプル・イタリアン』より。
【材料 2人分】
・新ジャガ 500g
・イイダコ 300gくらい(真ダコの足か、イカ、海老でもよい)
・三年番茶 50g(なければ水に白ワインを5%くらい混ぜたものでもよい)
・水 1リットル
・塩(サルデニア)※ 適量
・バジルの葉(飾り用)
■ジェノベーゼ(作りやすい分量)
・バジルの葉 25g
・松の実 20g
・パルミジャーノ(すりおろし) 15g
・エキストラヴァージンオリーブオイル 40cc
・ニンニク 1/4かけ
・塩(サルデニア)※ 少々
※イタリア・サルデニア州産の苦みの少ない細挽き塩。他の細挽きの塩で代用可。