見上げれば鯉のぼりが泳ぐ季節です。しかも本日5(こ)月1(い)日は「鯉の日」だそうですね。この記念日にちなみ、珍しいフレンチの鯉料理をご紹介しましょう。
鯉はタンパク質やビタミンなどの栄養素も多く含まれています。普段はあまりなじみのない食材かもしれませんが、これを期にぜひチャレンジしてみてください。
エテュヴェとは蒸し煮の意。マリニエール風(漁師風)は、スズキでつくるパターンが多いのですが、本レシピでは筒切りの鯉を使って、上品な風味を引き出しました。エシャロットなど香味野菜で土台をつくり、たっぷりのマッシュルームの上で、旨味を纏わせながら優しく鯉に火を入れます。おもてなし料理にもなりそうな一皿です。『「銀座レカン」高良康之シェフが教えるフレンチの基本』より。
【材料 作りやすい分量】
・鯉(厚さ5cmの筒切り) 4切れ
・玉ねぎ(みじん切り) 150g
・エシャロット(みじん切り) 100g
・にんにく(みじん切り) 2片
・マッシュルーム(スライス) 300g
・トマト(1cm角に切る) 100g
・白ワイン 350cc
・ブーケガルニ 1個
・生クリーム(乳脂肪分35%) 250cc
・バター(食塩不使用) 100g
・オリーブオイル 適量
・塩 、白胡椒 各適量
■リエ(つなぎ)用
・卵黄 2個分
・生クリーム(乳脂肪分35%) 50cc
■付け合わせ
・ほうれん草のバターソテー、マッシュルームのバターソテー、ペコロスのグラッセ 各適量