【作り方】
1:こしあんを作る。小豆はたっぷりの水(分量外)につけて浮いた豆、割れた豆、虫食い豆などを除く。
2:大きい鍋に小豆とその2~3倍の水(分量外)を入れて火にかけ、ぶくぶくとひと煮立ちしたらざるにあけて湯を捨てる。新豆なら1回、古い豆なら2回行う。これを渋抜きという。
3:小豆をざるごと冷水に入れる。"びっくり水"効果があり、小豆の組織にひびが入って渋がよく抜け、煮えやすくなる。
4:小豆を再び鍋に戻して分量の水を加え、ふたをせずに強火にかける。煮立ったら豆が躍らない程度の弱火に落とす。
5:途中であくをすくって除き、豆が湯面から出るようなら湯をたして空気に触れないようにし、40分ゆで続ける。
6:指でつぶれるほど柔らかくゆでた5をすり鉢に1/3量を入れ、すりこ木でていねいにつぶす。残りの小豆も2回に分けて加えて、すりつぶす。
7:ボウルにざるをのせ、6を入れて泡立て器で混ぜながらこす。ざるに残った小豆は、再びすり鉢でつぶしてざるに戻す。こしにくい場合はゆで汁を加える。
8:別のボウルにざるをのせて清潔なふきんを敷き、7のこし取ったボウルの中身をあけてふきんで包み、口元をしっかりねじる。
9:ふきんごとたっぷりの水に入れて軽くもみながらさらし、あくを抜く。
10:水気をしっかり絞る。ふきんの中に残ったものが、精製された「生あん」となる。
11:10を鍋に入れて砂糖全量を加え、弱めの中火にかけ、木べらで混ぜる。鍋底や鍋の縁についたものもしっかりかき取る。生あんから水分が出てとろりとしてくる。焦げやすいので注意。
12:砂糖が完全に溶けたら水あめを加えてよく混ぜ、なじんでつやが出たら、塩も加えて味を引き締め、好みのかたさに練り上げる。こしあんのできあがり。