面白いなと思って言ったことが誰かの笑いになるとうれしい
フリートークを含め、ラジオは姿の見えないリスナーに向かって話すもの。それが「なかなかできなかったんです」と古川さん。「話の広げ方とか、どう次の話題に持っていくかとか、そういうものが最初はまったくわからなかったんです」という状態だったそう。それもあって、「スタッフさんと話す、みたいなラジオでした」。
番組がスタートして4年目に入り、最近は一緒にブースに入っているスタッフとの会話ではなく、「一人で話すように意識していて。次はこういうふうに進めばいいなって道筋みたいなものを、薄くですけれど作れるようにはなりました」。でも、作った道筋から逸れていくのもトークの常。放送に必要な時間以上に話しすぎてしまうこともあります。
「今、話しすぎているなぁって、気づいているんですよ。でも、生放送じゃないこともあって、一応最後まで話すっていう。途中ではやめないです。誰かが笑ってくれていたらいいなって思って。誰かっていっても、(スタジオにいる)ディレクターさんとかスタッフさんなんですけど。その誰かがクスッとしてくれれば。一度、何かをポロッと言ったときに、スタッフさんが大笑いしているのがヘッドフォンから聞こえてきたんですよ。それがすごくうれしくて。面白いなと思って言ったことが、誰かの笑いになるっていうのがうれしかったんですよね」
「最初に比べれば、しゃべれるようになったんです。でも、まだダメなときも。お腹が減ってると頭が回んなかったりするんです(笑)」