187㎝という長身の持ち主。昨秋は三島由紀夫の小説を舞台化した『命売ります』で主演を務めるなど、活躍の場を広げている。舞台『刀剣乱舞』など、話題の作品を中心に活躍してきた東啓介さんが、出演者2人だけの舞台、New Musical『Color of Life』に挑みます。演出家の石丸さち子さん&音楽家の伊藤靖浩さんコンビが生み出し、N.Y.で開催されたオフ・オフ・ブロードウェイの国際演劇祭で最優秀ミュージカル作品賞など4つの賞を受賞。2016年の日本初演も高い評価を受けた作品です。新キャスト&新演出で上演される本作品を、東さんはどんな色に染めるでしょう?
――初の2人ミュージカル、稽古の手応えはいかがですか?「今までやっていたものとは、また違う頭の使い方をしなくてはならないので、研究中です。2人芝居なので、変に見せようとすると日常感や相手役とのリアリティが失われてしまう。でもミュージカルでもあるので、リアリティある表現から、歌という拡大した表現へとジャンプしなくてはならないところもあって。そこをしっかりできるようになりたいですね。ステージが対面する客席の真ん中にあって両側から観られることになるので、動きもあれこれ試しているところです」
――音楽面はどうですか?「手強いですね。今まででいちばん難しい楽曲だと思います。初めて出合うようなメロディやリズムが多くて、歌詞も結構独特なので、なかなか覚えられなくて。でも、だからこそ楽曲をより勉強することができたかなと思うし、曲がとてもいいので、ライブを聴きに行くような感覚で来てくださっても楽しめるんじゃないかと思います」