今日は5と8で「ゴーヤーの日」。これから夏にかけてが旬のゴーヤーは、もともとインドが原産地だそうで、中国を経て沖縄に伝わり、沖縄の郷土料理の食材として定着しています。ゴーヤ、ゴーヤーのどちらとも表記されますが、ゴーヤーと伸ばす方が沖縄の発音に近いそうですよ。独特の苦みがおいしい野菜ですが、この苦み成分は胃腸の粘膜を保護したり、食欲を増進させたり、さらには血糖値を下げるインスリンのような効果があるとか。ビタミンCもたっぷりのこのゴーヤーと、疲労回復効果が期待できる豚肉の取り合わせは最強です。疲れが溜まった日にぴったりの一品。『必ずおいしく作れる 和のおかず』より料理研究家・上田淳子さんのレシピです。
【材料 2人分】
・ゴーヤー 小1本(200g)
・豚肩ロース薄切り肉 200g
・塩 小さじ1/2
・醤油 小さじ1
・A [味噌、みりん 各大さじ1]
・サラダ油 大さじ1/2
【作り方】
1:ゴーヤーは縦半分に切って種とわたを取り、5mm厚さに切る。ボウルに入れて塩を加え、軽くもんで5分おく。水で洗って水気を絞る。
2:豚肩ロース薄切り肉は食べやすく切り、醤油をからめる。Aは合わせて混ぜる。
3:フライパンにサラダ油を熱し、2の豚肉を広げ入れて中火で焼く。軽く焼き色がついたら1を加えて約2分炒め合わせる。Aを加えて火を強め、なじむまで炒め混ぜる。
主婦のリアルな料理の悩みを徹底的に解消した「和のおかず」のレシピ集。唐揚げ、しょうが焼き、さば味噌といった定番おかずから、ぶり大根や鯛のあら炊きなどの覚えておきたい基本の和食、今どきの和の味付けまでを網羅した充実の245レシピ。みんなが失敗しやすいポイントを踏まえ、丁寧に紹介しています。「和のおかず」作りに自信をもちたい人におすすめの1冊。
髙井英克・上田淳子・小林まさみ 小林まさる(著)
定価:本体1,600円+税
撮影/西山 航