「できる限りのことをやって、今までにない新しいトートを目指していきたい。頑張りますので、期待していただけたらと思います」美しさ。それがミュージカル『エリザベート』の魅力
取材時は、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の公演中で、「まだロミジュリに一生懸命になっている感じ」と古川さん。でも、「扮装して、前回の公演でもエリザベートを演じていた花總(まり)さんと一緒にスチールを撮らせていただいて、本当にできるんだなという実感はわいてきました」と話しますが、トートになった自分は「思ったより自分だなと思っちゃいました(笑)」。
「もっと真っ白で目元とかはもっと真っ黒で、みたいなふうに想像していたので。たぶん舞台上のトートの印象ですね。でも、今までのトートで一番髪も短いし、巻いてないし、色もけっこう黒がベースになっていたり。ヘアのスタッフさんも小池先生も、今までにないものを目指すとおっしゃっていたので、また違ったビジュアルになっていると思います」
トートは、実体のない“死”。観る人に与える印象は、演者によってまったく異なります。「エリザベートの生涯にトートという要素が加わってより美しくなる世界観。日常を忘れて没頭できるところ」が魅力だと古川さんがいう『エリザベート』の世界で、古川さんがどんなトートを観せてくれるのか、楽しみでなりません。
今月の見切れ
最初はたまたま。でも今は、あえて。それが個性になりつつある古川さんの自撮り見切れ写真。「写したいものをメインで撮る。だから、写したいものはこっちですよ、自分じゃないですよ」ということだそうで。さて今月、写したかったものは……?
「時代は無線ですけど、僕はずっと有線のイヤホンを使っていて。音質が有線のほうがいいらしいんです。僕自身はあまり違いがわかっていないんですけど、これを使っています(笑)。イヤホンで音楽を聴くのは、仕事の現場に入ってから時間が空いたときとかですね。最近、気に入っている曲は、Anne-Marieの『2002』。でも、実はプレイヤーに曲は全然入っていなくて。音楽配信サービスを使って聴いてます」
古川雄大/Yuta Furukawa
俳優・歌手
Photo by Leslie Kee/Design by COM Worksミュージカル『エリザベート』6月7日(金)~8月26日(月)/帝国劇場
全席指定S席1万4000円、A席9500円、B席5000円
お問い合わせ/東宝テレザーブ 電話03-3201-7777(9時30分?17時30分)
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎
出演:花總まり/愛希れいか(ダブルキャスト)、井上芳雄/古川雄大(ダブルキャスト)、田代万里生/平方元基(ダブルキャスト)、京本大我(SixTONES/ジャニーズJr.)/三浦涼介/木村達成(トリプルキャスト)、未来優希、剣 幸/涼風真世/香寿たつき(トリプルキャスト)、山崎育三郎/成河(ダブルキャスト)
公式サイト/
https://www.tohostage.com/elisabeth/