2.“絆ホルモン”を活性化する
“絆ホルモン”として注目されているのが「オキシトシン」です。分娩時に分泌されるホルモンで、子宮を収縮させて陣痛を促す働きがあることが知られていましたが、近年の研究で人同士が親密に触れ合うことによってもたくさん分泌されることがわかってきました。
パートナーを信頼するように仕向ける力もあるため、オキシトシンがしっかり分泌されると孤独感が減って幸福感が増します。
【HOW TO】 最近、触れ合っていますか?ペア・ボンド(パートナーとの一体感)を高めるオキシトシンは、相手の肌と触れ合うなど皮膚への接触によって分泌量が増えることが知られ、“抱擁ホルモン”とも呼ばれています。パートナーのほか母性本能を刺激する赤ちゃんを抱くことでも分泌されます。
また、犬をなでると血中のオキシトシン濃度が高まるという研究があり、人とのつながりを高めるホルモンですが、相手が人でなくても分泌量を増やすことは可能です。