昼間のイスラエルは、本当に暑いので夕方涼しくなってから、浴衣を着て出かけました。 この日は浴衣でしたが、ここは日本と違い湿度がかなり低いので、夕方以降のお出かけは、きものでも全く問題なさそうでした。
夫がパフォーマーを務める「ブルーマングループ」のオープニングナイトでもきものを着たのですが、実は私、無類の汗っかきでございまして...「夏にきものを着るなんてとんでもない！」と、日本でもアメリカでも夏のきものをずっと避けていました。 しかし記念すべきワールドツアーのスタート地点は灼熱の中東エリア。 ツアーキャプテンの妻としては、何としてでもこの苦手意識を克服したかったのであります。 そこで、私がいつもきものに関してアドバイスをいただいてる方に相談し、汗かきさんにぴったりなアイテムを授けていただきました。 東レから発売されている長襦袢用布地「爽竹」という商品なのですが、竹の繊維が複合されているため抗菌作用があり、湿気を吸収しやすいので蒸れにくく、臭いにくい！そして肌触りがとっても柔らかです。 さらに足さばきをよくするためステテコも着用。こちらは、北島三郎さんのバックダンサーをしていた時の名残なのですが、私は、太ももが汗ばんでピトッとくっつくあの感じが大嫌いでして...舞台にきもので上がる時は絶対にステテコを着用していました。 写真では涼しげにカッコよく決めている風ですが、きものの下は“昭和のおじさんスタイル ”でございます。 新素材長襦袢にステテコ、この二つのアイテムのおかげで何とも快適な夏きものデビューとなりました。 
●この日のコーディネート●
モノトーンのぼかし地に胡蝶蘭が描かれた絽の訪問着に唐草模様の袋帯を合わせました。 少し爽やかな雰囲気にしたかったので、帯締めにパステル系イエローを、帯揚げに薄い紫色を使っています。
