TOP
きもので海外
古都ときものは相性抜群！ 4000年の歴史あるイスラエルの街にて

きもので海外

古都ときものは相性抜群！ 4000年の歴史あるイスラエルの街にて

2017.09.05

また、このエリアはショッピング目的で訪れるのも、とっても楽しい場所ですよ！

細い路地には所狭しと可愛い雑貨か並べられ、異国情緒は最高潮！　ただ、当たり前の顔でどのお店の人も、高額な値段をふっかけてくるので、それだけは要注意ですね。しかも、それは観光客だけではないようで、イスラエル人でも、ヘブライ語が喋れても同様にふっかけられるそうです。（その辺り、私としてはアラブ人ってフェアだな～と逆に好感を持ってしまいましたが（笑））

私はこの手の交渉事は得意な方なので、大概、相手が最初に提示して来た値段の半額で決着をつけます。相手がどうしても引かないときは一度帰るフリ。そして「半額にしてくれたら、今すぐ買うんだけどなあ...」とほのめかすと、99％の確率で相手が折れてくれます。このようなやりとりも現地の人との交流の一環だわ！と楽しめる方には、持ってこいのショッピングエリアではないでしょうか。

さてさて、お目当の写真も撮り終え、買い物も満喫し、ホクホク顔でホテルに帰ってから、改めてオールドジャッファの歴史について調べてみました。そして驚きの史実を発見！　なんと、かの有名なノアの方舟に乗っていたノアさん一家の息子、ヤペテくんが向かったのが、まさにここジャッファの街だったとか...。ノアの方舟は実在したのか否か諸説ありますが、こうしてその話に出てくる街が実在するとなると、なんだか急に信憑性を帯びてくるように感じました。そのほかにも、キリストの12使徒の一人であるペテロが伝道の旅の途中に泊まったという家もあり、今も実際に住居として使われているのだとか。

やはり4000年の歴史の深さは、とんでもないですね。世界的有名人である二人がもしかしたらこの壁に触ったかも！？と思うと、キリスト教でもユダヤ教でもない私でさえ、なんだかありがたい気持ちになって来ます。あーありがたや、ありがたや...ご利益、ご利益。（と言いつつ、しっかりと記念撮影は忘れないわたくしでありました（笑））

Photo by Adam Erdossy

いかがでしたでしょうか？　中東の中でも、数多くの観光名所が存在する国、イスラエル。このオールドジャッファ以外にも死海や、聖地エルサレムがあり、地中海を望むビーチもとっても素敵！この記事を読んで、イスラエルに行ってみたい！と思ってくださった方がいれば幸いです。ですが、先に触れたパレスチナとの問題、他の中東諸国との問題が色濃く残っているのも事実です。では、現地に住んでいる日本人の方達が実際どのように暮らしていらっしゃるか、またどのような経験をされて来たのか、次回はイスラエルのあるあるネタを交えながらお話しさせていただければと思っております。

・記事一覧はこちら＞＞

北川聖子／Seiko Kitagawa

元プロダンサー。世界的エンターテイメントグループ「ブルーマン」の一員である夫と結婚しアメリカへ移住。その後、きもののレンタルや着付けを行うスタジオをオープンさせる。現在は夫のワールドツアーに同行し、“ きものの魅力を世界に伝える！”という使命を自らに課して全う中。

Instagram：https://www.instagram.com/japanesekimonodressing
Facebook：https://www.facebook.com/seiko.watashistyle/