『国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅』
《国宝 帝釈天騎象像》
平安時代 839(承和6)年 東寺蔵平安京遷都に伴い、王城鎮護の官寺として西寺とともに建立された東寺(教王護国寺)。唐で新しい仏教である密教を学んで帰国した弘法大師空海が、823年に嵯峨天皇より下賜され、真言密教の根本道場とした。
空海は「密教は奥深く、文章で表すことは困難である。かわりに図画をかりて悟らないものに開き示す」とし、イメージの力を重視した。
その頂点である、講堂安置の21体の仏像からなる立体曼荼羅のうち、史上最多となる国宝11体、重文4体の合計15体が出品。両界曼荼羅図ほか、彫刻、工芸なども公開する。
東京国立博物館 平成館~2019年6月2日まで
休館日:月曜
入館料:一般1600円
ハローダイヤル:03(5777)8600
URL:
https://toji2019.jp/ 表示価格はすべて税込みです。
取材・構成・文/白坂由里
「家庭画報」2019年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。