いまが旬の魚、あじ。今日は「なめろう」にして楽しみましょう。「沖なます」とも呼ばれるこの料理、三枚におろしたあじの皮をはいだら細切りにして、トントントン。リズムよく包丁を垂直に落としていきます。たたきすぎに注意していただいて、ちょっと歯ごたえが残るくらいがベスト。好みの量でしょうがやみそ、大葉を加えたらできあがりです。日本酒のお供としてはもちろん、ほかほかごはんに豪快にのせてもおいしいですよ。
このなめろうのアレンジレシピ2品も併せてお届けしましょう。なめろうをそのまま焼いた「さんが焼き」をヒントに、小麦粉をはたいてハンバーグ風に仕立てる「なめろうバーグ」は子どもも大喜び。ごぼうとにんじんのシャキシャキ食感を加えた、なめろうベースのさつま揚げは、おかずとしてもおつまみとしても最高です。『築地「魚河岸三代目 千秋」店主・小川貢一のおさかな食堂』より。
【材料 2人分】
・あじ(三枚おろし/中サイズ) 2尾
・長ねぎ(みじん切り) 1/4本分
・しょうが(みじん切り) 1かけ分
・みそ 大さじ1
・塩 少々
・大葉(せん切り) 2枚
【作り方】
1:三枚おろしにしたあじの腹骨を取り、皮をはいで細切りにする。
2:まな板の上で1のあじを細かくたたき、長ねぎ、しょうが、みそ、塩の順に入れ、さらにたたく。最後に大葉を加えて軽くこねる。