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都通信記事一覧へ>> 世界的シェフ、ピエール・ガニェールが率いる「ピエロTT」の「スパゲットーニ・ベネデット・カヴァリエリ」。©Marco Strulluパリにイタリア料理ブームが到来! パリ人も通う、今人気のレストランへ
(パリ特派員:大島 泉)
フランス人に一番好きな外国料理は?と尋ねると、多くの人が「イタリア料理」と答えるのは、昔から変わりません。しかし、パリのイタリア料理というと、パスタや野菜に火が通りすぎていたり、どこのお店でも同じようなメニューばかり……と、レストランを訪れてがっかりすることが少なくありませんでした。
ところが最近、パリのイタリア料理店に変化が現れています。本場イタリアさながらの味を楽しめるお店の中でも、2018年後半以降にオープンし、パリで特に話題になっている新店を、5軒ご紹介します。
1.イータリー・パリ・マレ
イタリアンフードの殿堂が、ついにパリに進出!
マレ地区の古い町並みの中に建つ「イータリー・パリ・マレ」。たくさんの籠が入り口を飾り、マルシェ気分を盛り上げる。まずは、2019年4月にオープンしたばかりの、パリで今最も注目のグルメスポットへ。フランス初出店のイタリアンフードの殿堂「イータリー」です。
イータリーは、2007年にイタリアのトリノで創業以来、こちらのパリ店が世界13か国目、39店舗目になります。食材が買えるだけでなく、その場で食べることも、料理を学ぶこともできるというスタイルは、このパリ店も踏襲しています。
イートインコーナー「ピアッツァ」で人気の、生ハムやサラミ、チーズの盛り合わせ、18€。個性的なイートインが7か所も
デパート級の破格の広さを誇る店内には、イートインコーナーが7か所、合計400席もあり、どこもランチタイムはずらりと行列ができる人気ぶり。
1階中央の「ピアッツァ」では、販売しているハム、チーズ、パン、パスタなどの食材を使った料理が揃っています。ほかにも、ワイン売り場ではワインに合わせた小皿料理を提供するなど、売り場ごとに特色のあるイートインコーナーが併設されています。
2階の吹き抜けから、イートインコーナー「ピアッツァ」を見下ろす。ランチ・ディナーには、入り口にずらりと行列ができる。早朝から深夜まで、イタリア料理を楽しめる
新鮮な食材であることはもちろん、スタッフのほとんどがイタリア人で、質・サービスともに本場イタリアを知る人も満足のハイレベルです。早朝のカフェメニューから深夜の食事まで、いつ訪ねてもまるでイタリアに瞬間移動するように楽しめるこちらのお店は、パリの街にすぐにも定着していくことでしょう。
Eataly Paris Marais
37 rue Sainte Croix de la Bretonnerie, 75004 Paris
電話 +33 (0)1 83 65 81 00
営業時間 8時〜24時
定休日 なし
https://www.eataly.net/fr_fr/magasins/paris-marais