卵液をたっぷりからめてふわっと仕上げる。鶏むね肉のピカタ

ピカタとは果たして肉料理なのか、卵料理なのか。『ぜんぶ 卵レシピ』の著者、料理研究家の重信初江さんによれば、それは当然「卵料理と言いたい！」とのこと。
鶏肉を卵で包んだピカタは、親(？)であるニワトリを子(？)である卵が包み込む、まさにニワトリを味わい尽くす一品です。大き目のそぎ切りにした鶏むね肉に薄力粉を薄くまぶし、粉チーズ、塩、こしょう、バジルを混ぜた卵液にくぐらせては焼き、くぐらせては焼きを数度繰り返し、卵液をたっぷりからめてふわっと仕上げます。うーん、やっぱりこれは卵料理じゃないかな。トマトケチャップをつけて召し上がれ。
ちなみに鶏むね肉のほかに、むきえびで作るのもオススメです。


【材料　1人分】
・卵　1個

・A [粉チーズ　小さじ1／塩、こしょう　各少々／バジル(ドライの粉末)　少々]

・サラダ油　大さじ1/2

・鶏むね肉(大きめのそぎ切り)　100g(1/2枚分)

・薄力粉　大さじ1/2

・トマトケチャップ　適量

【作り方】
1：ボウルに卵を割り入れ、Aを加えて溶き混ぜる。

2：フライパンにサラダ油を熱し、鶏肉に薄力粉を薄くまぶし、1にくぐらせて並べ入れる。弱めの中火で1分焼き、上下を返したらすぐ、残りの卵液にくぐらせ、再びフライパンに並べて同様に焼く。卵液がなくなるまでこれを繰り返し、中に火が通るまでさらに2～3分焼く。

3：器に盛り、トマトケチャップを添える。

どのご家庭の冷蔵庫にも入っている身近な食材「卵」を使った、アイデアあふれる61品をご紹介。得意ジャンルの幅広い料理研究家・重信初江さんが、和・洋・中・エスニックと、バリエーション豊かに教えてくれるので、毎日作っても飽きません！　T・K・G（卵かけご飯）バリエーションや煮卵などの作りおき、目玉焼きや温泉卵などの基本料理など内容満載。かばんにもすっぽり入る新書サイズも特徴です。