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都通信記事一覧へ>>和菓子から生まれた「ニッショードー・キャンディ・ストア」の「チチダンゴ」。ハワイ在住マダムも絶賛する、知る人ぞ知るお土産とは?
(ハワイ特派員:土屋由美子)
ハワイに暮らしていて感じるのは、ハワイの人たちはみんな気配り上手ということ。ちょっとしたお礼に、ホームパーティの手土産に、あたたかいアロハスマイルとハグとともに、おいしい地元の品を差し上げることが多いようです。
そうしたときの「ここ一番の品」として、どんなものが選ばれているのでしょうか? ハワイに暮らすおいしいもの好きのマダムたちにリサーチした中から、観光客にはまだ知られていない、おすすめの3品をご紹介します。
おすすめお土産(1)
他店とは異なり、「ニッショードー・キャンディ・ストア」のチチダンゴは一つひとつラッピングされている“きちんと感”も、贈答用に人気の理由。ハワイの和菓子、「チチダンゴ」とは!?
「ニッショードー ・キャンディ・ストア」
ダニエル・K・イノウエ国際空港とワイキキを結ぶ主なドライブルートは、フリーウェイのほかに2つありますが、その1つであるディリンハム通り沿いに面する「ニッショードー ・キャンディ・ストア」は、観光客にはほとんど知られていない1921年創業の和菓子店です。
車の修理工場や卸問屋などが軒を連ねる倉庫街にあり、地元の人でも初めて訪れるときは、迷ってしまうほどです。小さなお店ですが、朝7時の開店と同時に店内は多くのお客さまで溢れ、始終客足が絶えない人気ぶり。
「チチダンゴ」は、和菓子の求肥(ぎゅうひ)から生まれた!
日本発祥の求肥餅が、地元で愛されるハワイ発の和菓子「チチダンゴ」に。もちろん日本茶にも合う。ほとんどのお客さまのお目当ては、名物の「チチダンゴ」。チチダンゴとは、米粉で作られた求肥餅のこと。初代は日本の広島にある和菓子店で修業し、その味を会得しました。現在、3代目のマイケル・ヒラオカさんが、おじいさまである初代の味を大切に受け継いでいます。
ピンクと白の、見た目もおめでたい紅白のチチダンゴは、一つひとつ丁寧にラッピングされているというこまやかさ。1日に300ポンド(約136kg)も売れるという超人気ぶりで、何箱も抱えて店を出てくるお客さまを見かけます。
多くの人が購入するのが、こちらの箱入りのチチダンゴ。1ポンド(約20個入り)で$8。ビジネスシーンでの贈答やおもてなしの品に購入する方も多い。個包装なのも嬉しい心遣い
できたてのチチダンゴは、赤ちゃんのほっぺのように柔らか。口の中でふんわり広がるやさしい甘さの求肥餅は、素朴なおいしさで、思わず笑顔になること間違いなしです。
こちらのチチダンゴは3〜4日は日持ちするので、ハワイから帰国する日に空港へ向かう途中に立ち寄って、できたてをお土産にするのもいいですね。
3代目店主のマイケルさん(中央)とスタッフの皆さん。Nisshodo Candy Store
ニッショードー・キャンディ・ストア
1095 Dillingham Blvd. Bldg. I-5, Honolulu, Hawaii 96817 U.S.A.
電話 +1 (808) 847-1244
営業時間 7時~16時(土曜~15時)
定休 日曜
http://www.nisshodomochicandy.com