――そういえば私も、最近は将来の夢のためにスキルアップしたり、新しい趣味を見つけようと、いろいろなことを始めたくなっていたところでした。そうやって始めたことが、手をつけただけで身につかない、ということでしょうか。J: 注意しないとそうなりやすいってことかもしれませんね。
幸運をもたらすとされる木星が、拡大を司る射手座にあるので、広げたいと思う気持ちもわかるし、あながち広げるのも間違っていないかもしれません。
しかし、海王星は目に見えない力で具体性を更に超えて広がろうとします。
――5月22日の記事で、海王星は現実を超えて、意識や物事を方々へ散らしてしまう性質があると伺いました。J: なので楽天的に広げていくだけだと、結果的にどれもこれも散漫になり、中途半端なものでいっぱいになってしまう恐れがあるというわけです。あるいは、「まっ、いいか」みたいな気分で“ラインを超えてしまう”。例えば、つい規則やルールを破ってしまうというようなことも考えられます。
――そういう動きが社会的にも、個人的にも起こりそう、ということですね。J: 一方で、木星よりもはるかに巨大で、長期的な影響力を持つ冥王星や天王星、土星は、「具体性や堅実性」を重んじる地のサイン
※3に集まりつつあります。
なので「時代の流れは、少しずつ着実に努力したほうがいい方向へと進んでいる」のは確かです。そんな前提や状況であるにもかかわらず、6月は更に物事を広げようとしてしまうイメージです。
――確かに、今年の春頃からは以前よりも何事もちゃんと、着実にやっていかなきゃと思うようになりました。日々の気分の変化にも惑星の動きが影響していたんですね。J: そう。そうやって確実に、着実にやっていかなきゃと思う心が、みんなにもそれぞれ育っているけれど、だからといって「縮小するというよりは、やはり増やそう」と思うような意識が強い気がします。
たぶん数が多いほうがクオリティが高いみたいな風潮が、ここ数年続いた影響もそこにはある気がします。
※3 地のサイン・・・“現実性や具体化”を司るサイン。着実に物事を進めることを意味する。