桜えびといえば、ご存じのとおり世界中でも駿河湾と台湾でしか獲れない貴重な甲殻類です。とくに昨年来、記録的な不漁が伝えられており、ますますレアな存在に。春の漁期も間もなく終わりですが、今日はこの桜えびを使った贅沢な焼きそばをご紹介しましょう。
ピーマン、にんじん、ヤングコーン、もやし、白菜などの野菜たっぷりのあんを、ごま油で炒めて焼き色をつけた焼きそばにとろりとかけて召し上がれ。桜えびの塩気とオイスターソースが味のアクセントとなります。桜えびの釜あげは冷凍のものも出回っていますので、お試しください。『築地「魚河岸三代目 千秋」店主・小川貢一のおさかな食堂』より。
【材料 2人分】
・桜えび(釜あげ) 40g
・焼きそば麺(蒸し) 2玉
・ピーマン 1個
・にんじん 1/8本
・ヤングコーン 6本
・白菜 1/4枚
・もやし 1袋
・サラダ油、オイスターソース 各大さじ1
・A [水 150cc/中華スープの素 小さじ3]
・こしょう 適量
・水溶き片栗粉 少々
・ごま油 大さじ2
【作り方】
1:ピーマン、にんじん、ヤングコーンはせん切りに、白菜は5mm幅に切る。フライパンを熱してサラダ油を入れ、もやし以外の野菜を炒め、火が通ったらもやしを入れてこしょうをふり入れ炒める。
2:桜えび、Aの順に加えて炒め、オイスターソースで味をととのえ、水溶き片栗粉でとろみをつける。
3:焼きそば麺をごま油で炒め、焼き色をつけたら皿に盛り、2をかける。
築地の魚料理店「魚河岸三代目 千秋」を営む 小川貢一さんの“おさかなレシピ”は、 お洒落で美味しくてヘルシー!と女性に大人気。本書では定番和食はもちろん、フレンチ、イタリアン、スペイン料理まで、切り身やさくを多用した、とびっきりおいしい魚料理を手ほどきします。これ1冊あれば、もう魚料理はこわくない!
小川貢一(著)
定価:本体1,300円+税
撮影/川上輝明