やるべきは、セリフを覚えることとあたると仲良くなること
あたるパパ、じっちゃんパパ(大西信満)、さちこパパ(ドロンズ石本)が交わす会話は本作の見どころの一つ。それだけに、「セリフが多くて大変でしたね」と渋川さん。
「まずセリフを覚えなきゃっていう頭と、やっぱりあたると仲良くならなきゃっていう頭があって。あたるとは、触れ合うのが一番こっちに好意を持ってくれるかなと思って、毎朝現場に行ったら散歩させてました。それ以外の時間はセリフを入れて。セリフを入れたり、あたると遊んだり。ずっとその繰り返しでした」
あたるとの相性は「合ってたかなという感じはしますね」という渋川さんによれば、石本さんは「すごくしつけ方がうまくて。さちこもそれに順応していたので、石本さんとさちこの相性もすごくよかったですね」。一方、大西さんは、まだ小さく、本作が初めての撮影だったじっちゃんと仲良くなるのは大変だったよう。でも、渋川さんいわく「その具合がまたいいんですよ」。
「大西に抱っこされてるときに、じっちゃんの脚が開いてるのとか(笑)。最初の頃の撮影でじっちゃんが歩かなかったときがあって。苦肉の策で大西が抱っこして連れていったんですけど、それが定番に。抱っこも慣れてる人だとちゃんと犬を安定させるというか。でも、大西は慣れていなかったから。その感じがよかったかなっていう気がします」
犬派か猫派かと聞かれれば、猫派だという渋川さん。本作に出演し、「100でいうと50くらい」は犬を飼いたい気持ちにはなったそう。