——東家の家族を語る上で、松原さんがとても重要な役割を果たしていらしたようですね。中野監督によれば、現場では松原さんが一番下の妹のようだったとか。3人が揃った現場はどんな雰囲気で、どのように過ごしていらっしゃったのでしょう?松原:印象に残っているのは、夫の症状をお医者さんから聞かされているときに、リハーサルなのに涙が止まらなくなって。結子ちゃんが背中をさすってくれたのね。ありがとうございました(笑)。
竹内:いえいえ(笑)。あのときは、「そうだよね、つらいよね……」って思って。
松原:そのときに「あぁ、娘だ」と思いました。
——蒼井さんとのエピソードは……?蒼井:(小声で松原さんに)なんか言って、なんか言って(笑)。
松原:綿密に調べるんですよ。駅のシーンで。
蒼井:あー。ありましたね。
竹内:スマホのGPSを使ってみんなでお父さんを探すシーン。
松原:ここに着いたらどう行くとか、しっかり確認しながら。私たちは早く行きたいって急いでるのに、一人だけ遅いの。
蒼井:ちょっとエピソードが弱いかな~。
一同:(笑)
松原:(スタッフから何かを耳打ちされて)あ! そういえば……。(蒼井さんは)下調べがすごいんですよ。初めての共演なんですね。『龍馬伝』ですれ違いはあったかもしれないんですけども、ちゃんと取り組むのは初めてですから、人となりを動画で見て。
竹内:動画?
蒼井:歌をね。昔の歌を。
松原:歌、出してたんです、私。
蒼井:普通にファンになっちゃったんです、共演させていただいて。もう大好きで。ホントに好きで好きで。エプロンを私たちにプレゼントしてくださったり。大事に使わせていただいてます。
松原:私もね、入浴剤をいただいたり、ノンアルコールビールを送ってくださったり。ゆっくりできるように、って。
蒼井:大変でしたから、撮影が。
松原:私は(撮影が)終わる頃に、いいお母さんになるようにって(エプロンを)。
蒼井・竹内:頑張りまーす(笑)。
撮影時、「メロンを食べるのはこのタイミングって監督に言われて」と竹内さん。松原さんは「そんなことまで(演出を)!?」と仰天。