——演じているとき、また、完成した作品を観て印象に残ったシーンを教えてください。松原:お父さんと(芙美が)2人でお話しするシーンが印象に残ってますね。
蒼井:お母さんはダイニングのほうにいて。
松原:なんともいえず親子感があったから。
蒼井:そうですね。親子なんだな~って、けっこう実感したシーンではあります。
松原:そばで見ていてうらやましいって。娘が一生懸命打ち明けてることのかわいらしさというか。
蒼井:ありがとうございます。
竹内:お父さんはいろいろなことを忘れてしまって、時間が巻き戻ったりもするけど、私たちを愛してるっていうことは変わらないんだなって。そのシーンを観て思いました。少なからず自分の家族を思うことになるんですけど、もしそうなったときでも、父は私のことを愛してくれているって確認ができたことは大きいですね。
松原:結子ちゃんとは、『上を向いて歩こう』を歌ったのよね。
竹内:あの、渋々付き合ってる感がバリバリ出てるシーン(笑)。
松原:励ますつもりで歌ったんですけどね(笑)。
竹内:監督が、松原さんが一番末っ子っぽかったっていうのはわかりますね(笑)。お母さんは少女っぽいときがあって。娘ですが、お母さんをみんなでフォローしようっていう気持ちが芽生えました。
蒼井:守りたいっていう気持ちになりましたよね。私は、麻里のハンカチのくだりがすごく好きです。
竹内:旦那さん(新/北村有起哉)がちゃんと私のほうに気持ちを向けてくれてるっていう。
蒼井:あそこ、素敵だった。
竹内:ありがとう。完成した作品を観て思ったのは、Skypeで話すシーンがちゃんと噛み合っててよかったって。モニターの向こうで妹たちがどんな顔してるのか、わからなかったから。
蒼井:あれはあれで面白い作業でした。竹内さんが先に撮ってくださっていて。だから、竹内さんの間を覚えて、こっちのセリフを挟んでいかなきゃいけないからけっこう難しかったですけど。
竹内:私は真っ黒なモニターを見ながら、「妹はどっち側に座ってますか?」「お父さんは?」って、想像をフル稼働したシーンでしたね。
蒼井さん、竹内さんを娘として自然に受け入れた松原さんは、「かわいらしい娘が2人できたような感じで、私は楽しんでいました」。