迷い世代の服選び 「最近何を着ても似合わない」と悩む“ファッション迷い世代”の女性に向けて、雑誌『家庭画報』で活躍するスタイリストのおおさわ千春さんが、誰でも実践できる服選びのルールとポイントをお届けします。
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冠婚葬祭用と分けて選ぶ、普段使いのパールネックレス
日本人に最も似合うといわれるジュエリーの筆頭、パールのネックレス。皆さんも、ひとつはお持ちの方が多いと思います。
「パールのネックレス」と言って、多くの方が想像するのは、いわゆる冠婚葬祭でも使える7~8.5㎜珠のあこや真珠のネックレスではないでしょうか。しかし、このタイプはかっちりしすぎてしまい、デイリーに使うのは、かなり難しいのが現実。
冠婚葬祭用はそれと割り切り、ファッションの一部としてデイリーに楽しむパールのネックレスを一つ持っておくと、お洒落の幅がぐんと広がります。
というわけで今回は、大人がデイリーに楽しむパールネックレスの選び方、装い方を考えたいと思います。
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大きさと長さにこだわって選ぶ
デイリーに楽しむパールのネックレスを選ぶときのポイントは、真珠のサイズと長さ。ほんの少しの違いでも、印象に大きな差が出るので、ここは是非こだわっていただきたいと思います。
真珠のサイズは、少し大ぶりの10~12㎜がおすすめ。このサイズになると、華やぎと迫力があり、存在感が出ます。
長さは、ノーマルの42㎝よりも少し短めの40cm前後が使いやすいと思います。チョーカー感覚で使えてモダンに見えますし、レイヤードするにもバランスがとりやすいのです。
ネックレスの長さは、体型や首の長さ、太さとも関係してくるので、自分にジャストなバランスを探してほしいと思います。
お洒落に見える
上手なコーディネートのコツ
パールの場合、ネックレス、イヤリング、リングとセットでつけると、フォーマル感が強く出て、野暮ったく見えてしまうので注意してほしいと思います。
お洒落に見せるためには、あえて地金のジュエリーと組み合わせて、ミックス感を出すのがコツ。
もしもパール同士をレイヤードするなら、真珠のサイズやデザインに強弱をつけると、抜け感が出て今っぽく仕上がります。