開けた瞬間に思わず閉めた!? 篠原さんのお弁当の思い出は……
かおりと双葉にとって、コミュニケーションツールの一つだったお弁当ですが、自身も母親である篠原さんは息子さんに手紙を書くことがあるそう。その手紙を全部とっておいてくれているという息子さんも「長文じゃなくて“頑張って”とかですけど、ときどきカバンにしのばせてくれていたりします」。そんな実生活を振り返り、工夫してコミュニケーションをはかろうとするかおりには共感できるという篠原さんにもお弁当にまつわる思い出が……。
「姉が自分のお弁当を作るときに一緒に私のものも作ってくれているときがあって、卵焼きが入っているとうれしかったですね。あと、そぼろごはんとか。そういうお弁当だと、隠さず人に見せながら食べられるっていう……。一度、祖母が“お弁当作ったよ”って(渡してくれて、中を)見もせず学校に行って。お弁当の時間になって開けようとして、私、バンッて思わず閉じちゃったんです。びよ〜ん、バンッみたいな。全面納豆だったんですよ。おばあちゃんに悪気はなくて、“涼子は納豆が好きだから入れておいたよ”って愛情だったと思うんですけど、好きな男の子もいたし、さすがにちょっと……。そういうトラウマがあるんですよ(笑)」
篠原さんがお弁当を作るときは、だし巻き卵が定番。「絶対食べてくれるので。残さず食べてもらえるものを入れるようにしています」