粋な江戸の文化が交差する「東をどり」をご案内!
幕間を楽しむお客様で賑わう2階ロビー。なんと芸者衆もいらっしゃって、一緒に写真を撮ってもらうこともできるんです。いよいよ開場の時間です。開演までは30分あります。お客様の波に流されるまま二階へ上がると、幕間のお楽しみがたっぷりと用意されていました。
各料亭がお勧めする日本酒が勢ぞろい。「新ばし料亭 酒処」ロビー中央に大きく設置されているのは酒処。各料亭がすすめる日本酒が何種類も並んでいます。酒肴(この日は東京吉兆、米村、wanofu)、玉子焼き、笹鮨にはどこの料亭のものかわかるように小さな札が。お客様を喜ばせることの上手な料亭の心意気を感じます。
各料亭選りすぐりの日本酒がずらり!お酒の入った枡の上にひょいと肴の皿を乗せて片手で持って移動ができるんです。座席に持っていってもOK。この片手でというところが粋ですよね!極上の和洋文化の幸せな出会いがここに「ドン ペリニヨン ブース」ドン ペリニヨンのシャンパンブースでは「東京吉兆」によるウニのゼリー寄せがおつまみとして用意されていました。
「東京吉兆」によるウニのゼリー寄せのおつまみ付き 3500円(シャンパンのみは3000円)。ロゼは5000円(シャンパンのみは4500円)。売り切れ御免! ここでしか買えない限定グッズ「東をどりの土産処」「東をどり」演目プログラムや扇子、お煎餅などここでしか買えないオリジナルグッズは毎年人気で売り切れ続出なんです。
毎年好評の限定グッズはなくなり次第終了。早い者勝ちです! うちわに馴染みやお気に入りの芸者さんたちの名札がわりの千社札を貼るとオリジナルが完成します。「千社札」100円(1枚)、「東をどり 江戸うちわ」1200円。麗しの芸者衆によるお点前がいただける「点茶席」芸者さんによる点茶席のコーナーです。彼女たちは唄や踊りだけでなく、江戸千家の小川宗洋先生の下で、日々お茶の稽古にも励んでいるのです。
この日はお点前を小花さん、半使を小夏さんが担当。お茶を目の前で点ててくださいます。(写真右)主菓子はこの時期にふさわしいあやめが描かれた榮太樓總本舗の薯蕷饅頭。北海道産の小豆がぎっしり。芸者さんの美しいお点前姿を間近で拝見し、伊藤園の香り高い薄茶をいただきました。蓋を開けてからのお楽しみ!各料亭による松花堂弁当地階へ下りると「食堂 東」があり、松花堂弁当をいただくことができます。一つの箱に料亭の味が凝縮された松花堂弁当、実は「吉兆」の初代が考案しました。そんな時代背景もあって、「東京吉兆」が毎年各お重につきひとつお題を提案。それを5軒の料亭が創意工夫し、それぞれの陶箱松花堂弁当を完成させます。
ちなみに今年の「東京吉兆本店」湯木義夫さんからのお題は、
1.東をどり焼印卵焼きと海老
2.鯛を使った料理
3.鳥肉を使った料理
4.炊き込みご飯と香の物
各料亭に「東京吉兆」さんから手書きのメモが配られたのだそうです。幕間の短い時間にたっぷりと楽しんでもらえるよう、お客様が席に着く前からお弁当はテーブルにセッティング済み。お客様は案内された席に座ります。そうなんです、蓋をあけるまではどこの料亭のものかは分かりません。一緒に行ったご友人と違う料亭のお弁当を食べ比べるのもまた一興です。
同じ食材を使っていてもこんなにも趣向が変わります。写真上から「東京吉兆」、「米村」、「金田中」の松花堂弁当。6000円(予約制、すべて同価格)。
©️COO PHOTO「東京吉兆」「米村」「金田中」