3つの分野で活用されるマインドフルネス
日本のマインドフルネスは「医療・企業・禅」の3つの分野で個々に存在してきた。目的や手法の違いはあるが、概念は重なり合い、根本は同じだと認識されつつある。将来的には一つの円になることが期待されている。
[医療]臨床マインドフルネス1970年代にマサチューセッツ州立大学のジョン・カバット・ジン博士が、仏教瞑想やヨガの修行経験を生かして作り上げた訓練プログラム。メンタルヘルスや疼痛治療に用いられる。
[企業]ビジネスマインドフルネス2000年代にGoogle社などのIT企業が社員のパフォーマンスと業績を向上させるために取り入れたヨガや瞑想法のプログラム。以来、世界中に急速に広まった。
[禅]ピュアマインドフルネスお釈迦様の時代の仏教瞑想や禅の中の教え。マインドフルネスのルーツとされる。精神性を重んじる禅の存在は日本のマインドフルネスの特徴でもある。