お悔やみ花にも、センスを！ポンポンマムで今様なアレンジに

8月30日の贈り花

秋を感じさせるお悔やみの花

ご仏前に供える花の依頼を受けました。仏花の代表といえば、キクですが、この時期から素敵な品種が豊富に出回るので、お悔やみの花選びの幅が広がります。

今回は淡紫のポンポンマムと、同じような花形のジニアに、淡い黄緑色のマム、そして上品で美しい青紫の花を咲かせるクレマチスを合わせました。さらに淡緑色の何とも涼しげなグリーンリリアルプというユリを加えました。


濃淡の紫&青紫と黄緑色の花合わせは印象的で、派手になりすぎず涼しさも感じさせるので、この時期のお悔やみの花にぴったりだと思います。

アレンジ全体を落ち着いた雰囲気に仕上げたくて、ベニスモモを外側に挿し入れています。ベニスモモのダークな葉色は本当に素敵で、これが加わるとアレンジがぐっと洗練された印象になります。

【使用花材】
キク ポンポンマムなど
ジニア キングピンクライム
クレマチス アフロディーテエレガフミナ
ユリ グリーンリリアルプ
ベニスモモ ファスティギアータ
ソリーフ
スノーフレークゼラニウム

贈り花のヒント
キクというと日本では仏花のイメージが強いのですが、欧米ではマムと呼ばれ、レストランのテーブル装花にもごく日常的に用いられています。日本でもマムという名で素敵な花色、花形の品種が多く出回るようになり、そのおかげでお悔やみの花に使う際も、従来の仏花のイメージを覆すような新鮮なアレンジができます。新しいキク＝マムを、ぜひお悔やみの花にも取り入れてみてください。

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