フランスだけでなく、イタリア、スペイン、イギリスなどの香りのブランドが集められた「ジョヴォワ」の店内。2.ジョヴォワ
珍しい香水2000種が試し放題
2011年にオープンして以来、パルファン好きの間では、唯一無二のアドレスとして着実に認識されてきている、セレクトショップ「ジョヴォワ」です。扱われている香水は、世界中のデパートや免税店のどこでも見つけられるような大手ブランドの品ではなく、調香師がこだわりを持って作っているようなものばかり。パリに来たときはここに寄って、香りのトレンドを知り、お気に入りを見つけて帰る、という外国からのお客さまも多いそうです。
(右)フランスのブランド「Domaine Privé」(ドメーヌ・プリヴェ)の「Cédrat」(セドラ)100ml 88€。爽やかな柑橘系からウッディ系に変化する。(左)バルセロナの名高い調香師Ramon Monegal(ラモン・モネガル)の「Dry Wood」(ドライ・ウッド)50ml 145€。スパイシーですっきりしたウッディ系。すべての香水が2mlで購入可
110ものブランドの、約2000種類の香りが揃うこちらのお店は、「香りのカテドラル(大聖堂)」と評されています。店内には、ブランドごとに、テスターがずらりと並んでいます。ボトルのデザインで選ぶもよし、端から香りを試して選ぶもよし、アドバイザーたちにどんな香りを探しているかを伝えて一緒に選んでもらうもよし。どの香水も、2€で、2mlの小さなスプレー瓶に入れてもらうことができます。どれに決めるか迷ったら、持ち帰って、1日相性を試してみてから改めて買いに来るのもいいでしょう。
天然原料のみ使用している、新進のフランスブランド「Wide Society」(ワイド・ソサエティ)の「Aqua Travelis」(アクア・トラヴェリス)100ml 95€。ベルガモットから始まり、ミントとバーベナで終わる、フレッシュな柑橘系。時差ボケを解消する効果も。人とかぶらない特別な香りが見つかる
香りはパーソナルなものだけに、自分のためのパリ土産におすすめです。日本の風土でも受け入れられやすい、やさしく爽やかな香りも、ここでなら、さらにひとひねり個性が加えられたものを見つけられるはずです。
Jovoy Parfums Rares
4 rue de Castiglione, 75001 Paris
電話 +33 (0)1 40 20 06 19
営業時間 11時〜19時
定休日 日曜・祝日
https://www.jovoyparis.com