6月22日は「かにの日」。なぜこの時季に?という疑問はごもっともですが、50音で「か」は6番目、「に」は22番目の文字。なるほど。あの「かに道楽」さんが作った記念日です。
というわけで、本日ご紹介するのは「蟹のムケカ」。ムケカとは、これまた初耳のかたも多いことでしょう、ブラジルの海鮮シチューです。パームオイルやココナッツミルクを使ったコクのあるタイプや、ココナッツミルクを入れずオリーブオイルでさらりと仕上げるタイプがありますが、「マルディ グラ」和知シェフによるレシピは両方の“いいとこどり”をした一品です。
馴染みのない食材も、いまは輸入食材店やネットで手に入りますから、ぜひ本格ブラジル料理に挑戦してみてください。『銀座マルディ グラのストウブ・レシピ』より。
【材料 作りやすい分量】
・ずわい蟹のむき身(棒肉、ほぐし身) 各300g
・玉ねぎ 2個
・にんにく 1片
・セロリ 50g
・パプリカ(赤) 1/2個
・トマト 3個
・香菜(葉を摘んだもの) 30g
・香菜の茎と根の部分 2枝分
・白ワイン 500cc
・カロチーノ※ 小さじ1
・オリーブオイル 大さじ2
・炊いたジャスミンライス 適量
・ファロッファ※※ 適量
・塩 適量
※アブラヤシからつくる赤いパームオイルでマレーシア産。ブラジルでは風味のもっと強いデンデオイルが使われるが、入手にしくいので、こちらで代用。
※※ムケカやフェジョアーダなど、煮込み料理を食べるときにかける、マンジョッカ芋(キャッサバ芋)のふりかけ。カロチーノ大さじ1でベーコンのみじん切り20gを炒めたところへ、マンジョッカ粉(ファリンニャ デ マンジョッカ)大さじ3を入れて、香ばしくなるまで炒めて作る。