お悩み03:裾が広がってしまい、だらしない印象に……
解決法:下前の褄先をしっかり上げると、裾つぼまりのシルエットに!
腰から裾にかけて浴衣がすぼまっている、いわゆる「裾つぼまり」の状態になっているのが、浴衣美人の証しです。
裾つぼまりにするためには、下前を合わせる際に、褄先(つまさき)を裾線から15cmほどしっかりと上げることが肝心です。褄先とは、浴衣の裾の角の部分のことです。
腰ひもを締めた後に確認を忘れずに
腰ひもを締めた後に、上前の裾を開き、下前の褄先がきちんと上がっているか確認しましょう。上げ方が足りないようなら、左の身八つ口から左手を入れ、下前を再度引き上げます。なお、浴衣を着る際の裾線は、くるぶしの下ぐらいが目安です。
裾がきれいにつぼまっていると、上の写真のように、後ろから見たときに上前が三角の形に少し飛び出して見えます。
下のフォトギャラリーで、
外出前にチェックしておくとよい、浴衣の着付けのNG&OKをご紹介しています。ぜひご覧ください。
秋月洋子
きものスタイリスト
雑誌や書籍でのきもののスタイリングと執筆のほか、TV、CM、映画などでもスタイリング、着付けを行う。きものまわりの小物ブランド「れん」、オリジナルデザインの帯留め「九九」などの商品プロデュース、書家として自筆のきものや帯のデザインも手がける。著書に『大人のおでかけゆかたコーディネート帖』(小学館)、『大人のゆかたスタイルブック』(講談社)など。公式サイト「
九九夜話」