【作り方】
1:アマレッティは厚手のポリ袋に入れ、麺棒で叩いて細かくくだく。大きさは不揃いでよい。
2:鍋に牛乳、杏仁パウダーを入れ、泡立て器でよく混ぜる。火にかけて、軽く沸かして火を止める。
3:卵を卵黄と卵白に分けてボウルに入れる。卵黄のボウルに転化糖を入れて泡立て器でなめらかに混ぜる。
4:卵白はハンドミキサーでムース状になるまで軽く混ぜる。
5:2に1、Aを入れてハンディブレンダーで均一に混ぜ、3を加えてなめらかに混ぜる。
6:5に4を加えてゴムべらで完全に混ぜ、容器に入れて蓋をし、冷凍庫で冷やし固めながら数回混ぜる。(混ぜ方はいちごミルクのジェラートを例にご紹介します)。まず1回目。底からすくうように混ぜ、固まりをつぶしながらなめらかにし、冷凍庫へ戻す。
7:2回目。全体に固まりはじめている。底からすくってはスプーンの背で押しつぶすように、を繰り返してなめらかな状態に。再び冷凍庫へ戻す。
8:3回目。周りはスプーンが入りにくくなってくる。底から掘り起こし、スプーンの背でつぶす。全体になじませて冷凍庫へ。力が必要。
9:4回目。最後の「混ぜる・練る」。ここまでくれば、なめらかなまま固まった状態に。同じように底から掘り起こしてはスプーンの背でつぶす作業を繰り返す。このままでも食べられるが、安定させるため少し冷凍庫へ。
※このタイプのジェラートはスプーンだけでも仕上げられるが、工程8、9でハンディブレンダーを使うと、よりふわっとなめらかな仕上がりに。ハンディブレンダーは角度を変えて、均一に空気が入るように使う。最後はスプーンで平らにととのえる。
10:ジェラートコーンに盛る。
イタリアでジェラート修業をしてきた著者が、試行錯誤しながら作った至極のレシピを初公開。素材の性質によって「混ぜる・練る」の作業をわけて紹介しているので、初心者でも簡単に作れます。素材の甘みをいかしたフルーツジェラートや本格的な味わいのナッツやチョコレートジェラートなど、子どもから大人まで楽しめる40レシピをご紹介。
齋藤由里(著)
定価:本体1,500円+税
撮影/西山 航