もずくって、どのように食べてますか? 酢の物にしたり、サラダにしたりといったレシピが主流だと思いますが、沖縄では天ぷらにしていただくんですね。おつまみの定番の一品で、おやつにもするそうです。人気料理研究家・藤井 恵さんによる本レシピは、もずくの磯の香りとプチプチの食感に、にんじんの甘みとツナのうまみを加えました。
本日はもう一品、沖縄風芋天ぷらもご紹介しましょう。沖縄の天ぷらは、厚めの衣が特徴なので、さつまいもをマッシュしてもっちり感を出し、衣の存在感とバランスよく仕上げます。『藤井恵 とっておきの晩酌レシピ』より。
【材料 2人分】
・もずく(味がついていないもの) 60g
・にんじん 1/4本
・ツナ缶 小1/2缶
・小麦粉 大さじ3
・A [溶き卵 1/2個分/塩 小さじ1/3]
・だしまたは水、揚げ油 各適量
【作り方】
1:もずくはペーパータオルで、水気をしっかりふき取る。にんじんは細切りにする。ツナは汁気をきる。
2:ボウルにもずく、ツナ、にんじん、小麦粉を入れて混ぜる。Aを加え、だしまたは水適量を加えてどろりとした状態にする。
3:揚げ油を180℃に熱し、2を大さじ2くらいずつ落とし入れてカリッとするまで2~3分揚げる。
沖縄風芋天ぷら(写真左)
【材料 2人分】
・さつまいも 1本
・A [片栗粉 大さじ2/塩 小さじ1/3]
・B [小麦粉 大さじ3/水 大さじ2と1/2]
・揚げ油 適量
【作り方】
1: さつまいもは皮付きのまま2cm厚さの輪切りにし、水にさらし、水気をきる。鍋に入れ、たっぷりの水を加えて火にかけ、煮立ったら火を弱めてやわらかくなるまで15~20分ゆでる。
2:1の湯を捨て、フォークなどでなめらかになるまでつぶし、Aを加えて混ぜ、冷ます。直径8cmの棒状にし、8等分に切って円形に整える。
3:ボウルにBを混ぜ合わせ、2にからめ、180℃に熱した揚げ油で2~3分揚げる。
「大切に温めてきた、私のおつまみレシピの集大成です」-藤井恵。 辛党で知られる人気料理研究家・藤井恵さんの最新刊は、体によくて心ほころぶ、春夏秋冬の絶品おつまみ。身近な旬の食材を、ほんの一工夫で体によくて華のある一品に仕立てるワザが満載です。
藤井恵(著)
定価:本体1,300円+税
撮影/木村 拓