きものダイアリー

国立劇場「7月歌舞伎鑑賞教室」へ きものから日傘へのリメイクもご紹介

2017.07.24

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Bettyokoのきもの日記 第33回

国立劇場7月歌舞伎鑑賞教室「一條大蔵譚」

国立劇場で上演中の7月歌舞伎鑑賞教室。




冒頭に「歌舞伎のみかた」の解説がついた国立劇場の歌舞伎観賞教室は、解説を担当する役者さんによってさまざまな楽しい工夫がこらされ、チケット代も良心的。 学生さんだけに観させておくにはもったいない、おすすめの公演です。 


提供/国立劇場

今回の公演は「一條大蔵譚」。坂東亀蔵さんの解説で事前に登場人物の人間関係が頭に入っているので、お芝居がよりわかりやすく楽しめます。幕が開き、舞台中央の門から駆け出してきたのは尾上菊之助さん演じる一條大蔵卿。知的でクールな印象の強い菊之助さんが、狂言や舞にうつつを抜かし、“阿呆さま”と呼ばれるお公家さんの無邪気な姿になりきっていて、いつもとのギャップに驚かされました。 実はお芝居をしているのは菊之助さんだけはありません。物語の中の一條大蔵卿もまた、平家全盛の時代に源氏に心を寄せていることを隠すため、阿呆のふりをしているのです。 物語は、大蔵卿の屋敷に探索に訪れた源氏方の鬼次郎とお京、そして妻の常盤御前をめぐり、大蔵卿がほんの一瞬だけ本性をあらわにし、そしてまた、もとの阿呆へと戻っていくというもの。 


提供/国立劇場

義理のお父様である中村吉右衛門さんの監修のもと、無邪気な阿呆と凛とした公家の貴公子を瞬時に演じ分ける菊之助さんに、会場からは大きな拍手がわき起こりました。 
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