抹茶、玉露、煎茶の淹れ方を学べる「宇治茶体験」。館内では、さまざまな体験ができるほか、お茶の歴史や種類、製造工程などを映像やパネルでも紹介している。3.福寿園CHA遊学パーク
茶摘みからお茶作り、淹れ方まで学べる日本茶パーク
お茶どころの京都では、お茶にまつわるいろいろな体験ができます。「福寿園CHA遊学パーク」は、寛政2(1790)年創業の茶舗「福寿園」がお茶により深く関わり親しめる場として作った施設で、さまざまな体験コースが用意されています。
日本茶にまつわる体験コースが豊富に揃う
街中にある京都本店でも体験はできますが、こちらでは、パーク内の多様な施設のほか、茶園も見学することができ、子供と参加したい人におすすめです。茶摘み、お茶作り、淹れ方、飲み方、マナーなど、体験コースは約10種類揃います。
挽きたてのお茶の香りや、抹茶ができ上がる工程を学べる「石臼体験」。体験料1200円。子供におすすめの「石臼体験」と「宇治茶体験」
子供でも簡単に体験できるプログラムのひとつが、抹茶の原料である碾茶(てんちゃ)を石臼で挽いて、その場でお茶を点て、和菓子と一緒に味わえる「石臼体験」です。また、「宇治茶体験」では、抹茶、玉露、煎茶の淹れ方を学べたり、日本以外の世界のお茶体験もあります。
初めてのお抹茶の味に子供たちも感激
体験した子供たちからは、「石臼から出てくるお茶の香りがとてもいい」、「抹茶は、最初は苦いと思ったが、徐々に苦みが消え、最後はとてもまろやかでおいしかった」、「普段使ったことがない道具でお茶を淹れることができて、楽しかった」と、感想はさまざま。
年間を通じて、敷地内の茶園にて茶摘み体験もできる。体験料1000円。茶園では茶摘み体験も可能
茶園での「茶摘み体験」や、摘んだ新芽を手軽にお茶にして飲める「CHA宇治茶体験」(期間限定)もあり、緑豊かな環境と施設でお茶文化を体感できます。
子供に限らず、大人も一緒になって楽しめる、さまざまな京都体験。作って、使って、味わう、いつもと違う体験は、とっておきの思い出になることでしょう。
福寿園CHA遊学パーク
京都府木津川市相楽台3-1-1(関西文化学術研究都市内)
電話 0774-73-1200
営業時間 10時~16時(体験受付~15時)
不定休
http://www.fukujuen.com※体験・見学は、電話による完全予約制。
西村晶子/Shoko Nishimura
京都の老舗から新店まで、食を取り巻く文化などを独自の目線で取材。20数年、『家庭画報』の京都企画を担当し、さまざまな記事を執筆。
表示価格はすべて税抜きです。