ラルフ・ローレンがアメリカ人デザイナーとして初めてナイトの称号を授与
2019年6月、デザイナーのラルフ・ローレンが、ファッションへの貢献が評価され、イギリスの名誉最優秀英帝国勲章KBE(ナイト・コマンダー)をアメリカ人デザイナーとして初めて受章したことが発表されました。
最優秀英帝国勲章とは、1917年にイギリス国王ジョージ5世によって設立されたイギリスの騎士団勲章。イギリスの叙勲制度は、国家に対する並外れた功績や尽力を顕彰するもので、イギリス国籍以外の人も対象となります。
チャールズ皇太子(左)から名誉ナイト勲章を授与されたラルフ・ローレン。米国人デザイナーとして初めて名誉ナイト勲章を授与
バッキンガム宮殿で行われた非公開の叙勲式で、チャールズ皇太子から名誉ナイト勲章を授与されたラルフ・ローレン。彼は今後、名前の後に爵位を示す「KBE」の称号を付すことが許されました。
今回の受章では、ファッションの世界における貢献を評価されたラルフ・ローレンですが、彼は50年以上にわたるキャリアの中で、デザイナーの垣根を越えた活動を認められ、さまざまな称号や勲章、賞を授与されてきました。
ファッションデザイナーの垣根を越えた多彩な活躍
出身地であるニューヨーク市への貢献を称えられた「キー・トゥ・ザ・シティー」をはじめ、フランスの「レジオンドヌール勲章」、アメリカのファッション協議会からのさまざまな賞など、分野・国の枠を越えてその活躍が評価されています。
デザイナー、ビジネスリーダー、そして慈善活動家。ラルフ・ローレンは、今年80歳を迎えてなお、多様に活躍する姿を見せ続けています。