3.「糀蔵ガイド付きツアー」・「みそぼーる作り体験」
糀蔵ガイド付きツアーでは、熟成期間の長さによっての違いを体感。色も匂いもまったく異なる。「ヤマト醤油味噌」で発酵食文化を体験
金沢市街から車で15分ほどのところにある大野町は、昔から醤油醸造が盛んな町。白い煙突が目印の「ヤマト醤油味噌」では、発酵食文化の発信にも力を入れ、体験型製造直売所の糀パークをオープン。各種体験プログラムが用意されています。
煙突が映えるフォトスポットで。糀蔵ガイド付きツアーは無料。体験したのは、「糀蔵ガイド付きツアー」と「みそぼーる作り体験」。今回は、社長の山本晴一さんにツアーガイドをしてもらいました。
肌がつやつやに!糀湯を体験
まずはひしほ蔵にて、日本由来の糀についてのお勉強。熟成日数の長さの違いによる、味噌の異なる色や香りを間近に感じ、また、糀湯(こうじゆ)に手を3分ほどつけて、肌がどれだけしっとりするかも体験します。
糀手湯で手がすべすべに。温かくて気持ちいい。みそぼーる作りに挑戦
昔ながらの趣や港町の風情を感じる敷地内も散策し、次はいよいよ「みそぼーる作り体験」です。この日は、日本語ペラペラの英国人・パトリックさんに習いました。
味噌に乾燥具材を混ぜて、ボール状に。ワックスペーパーで包む。味噌に具材を混ぜてボール状に
売店で販売している味噌に粉末のだしを混ぜ、ヘラでコネコネ。乾燥具材のコーン、オクラ、えのきたけ、わかめなどの中から3種類選んでさらに混ぜます。3つに分けたら、2つはラップでくるんでワックスペーパーでキャンディのようにラッピング。残りの1つは、乾燥キャベツか乾燥にんじんをまぶしてからラップします。
日付と具材を書いて、みそぼーるの完成。お家で味噌汁にして食す。透明な袋にすべて入れて包んだら、完成です。保存は、冷蔵庫で約1か月。お椀に入れてお湯をそそぐだけでオリジナル味噌汁が食べられます。
味噌のお土産つき
体験料は1000円(税込み)で、お土産に味噌1パックがつくのでとってもお得。自宅でも味噌、粉末だし、乾燥具材を用意すればできるので、自宅に帰ってから、再度子供たちと作っても楽しめそうです。
ヤマト・糀パーク(ヤマト醤油味噌)
石川県金沢市大野町4丁目イ170番地
電話 076-268-5289
営業時間 10時~17時
定休 水曜(祝日の場合は営業)、年末年始
https://www.yamato-soysauce-miso.co.jp「糀蔵ガイド付きツアー」
平日:2回開催(11時、14時) ※第2木曜は14時のみ
土曜・日曜・祝日:4回開催(11時、13時、14時、15時)
所要時間 20~25分
年齢 不問
料金 無料
※10名以上は要予約(3日前まで)
「みそぼーる作り体験」
平日:11時40分 ※第2木曜は休み
土曜・日曜・祝日:2回開催(11時40分、14時40分)
所要時間 約20分
年齢 不問
料金 1000円(税込み)
※3名以上は要予約(3日前まで)
直江磨美/Mami Naoe
フリー編集者&ライター
金沢市生まれ。大学卒業後、出版社の婦人雑誌編集部に勤める。2008年に金沢にUターンし、フリー編集者・ライターとして活動する。
表示価格は税抜きです。