本日はいかを使った美味しいおつまみをお届けします。銀座の名店「鮨青木」のご主人・青木利勝さんのレシピです。
魚焼きグリルなどで軽く焼いたやりいかに、酒でのばして柔らかくしたかつおの酒盗をぬってあぶります。酒盗とはかつおの内臓の塩辛ですから、いかとかつおという魚介のコラボということになりますね。
やりいかの内側の面には幅1cmで平行に浅い切り目を、裏側には格子状の細かい切り目を入れますが、こうすることで柔らかくなり、酒盗の味もしみ込みやすくなります。ほどよい塩辛さ、旨み、香ばしさが加わり、これは日本酒がすすみますよ。『「銀座 鮨青木」主人の やさしく教えるすしのきほん』より。
【材料 2人分】
・やりいか(開いたもの) 40g
・酒盗(瓶詰) 大さじ1弱
・酒 小さじ1/2
【作り方】
1:やりいかの皮をむき、内側の面に幅1cmで平行に浅い切り目を入れる。外側の面は格子状の細かい切り目を入れる。
2:内側の面を上にしてアルミ箔にのせ、魚焼きグリルなどで軽く焼く。
3:いったん取り出して、ひと口大に切って裏返しにし、再びアルミ箔にのせる。酒盗を酒でのばし、いかの上面にぬって5分ほどおいて味をしみ込ませる。グリルに入れ、酒盗が香ばしく焼けるまで火を入れる。
4:人肌に冷まして器に盛る。
おもてなしにも困らない、極上のすしをぜひご家庭で作ってみませんか? 銀座の人気すし店「鮨青木」主人が、巻きずし、ちらしずし、いなりずし、そしてにぎりずしまでご紹介します。作り方は“まるで動画みたい”。プロセス写真を細かく追って解説しているので、失敗することなくおいしく作れます。「小どんぶり風にアレンジしたすし」や「身近な魚介で作る酒肴」など、専門店らしいメニューも掲載。
青木利勝(著)
定価:本体1,600円+税
撮影/合田昌弘