庄野真代(しょうの まよ)1954年、大阪府出身。76年にアルバム『あとりえ』でデビュー。ソロのほか、複数のユニットでも音楽活動を展開。また2006年にNPO法人国境なき楽団を設立、代表理事を務める。「それぞれの曲を通して、たくさんのかたとつながっているんだなと思うと、音楽の力のすごさを改めて感じます」と話す庄野真代さん。
2019年9月に『庄野真代コンサート~Domestic Mayo Line 2019』を開催する。
来場者からのリクエストを中心としたコンサートで、今年で4回目。リクエストに添えられた各曲にまつわる来場者のエピソードも紹介しつつ、オリジナルに近いアレンジで歌う点が特徴だ。
「歌を聴きながら当時の自分に思いを馳せ、自分がこれまでに積み重ねてきたものを振り返る......今回もそんな時間になればと思っています」
ベルボトムズといったユニットでの活動や、太田裕美さん、渡辺真知子さんとともに出演している『オーケストラで歌う青春ポップスコンサート』も好評を得ている庄野さん。
一方で、10年以上前から音楽を通じた支援活動を展開、昨年からは運営するゲストハウスを使って地域の子どもに食事と団らんを提供する「子ども食堂」も始めたという。
「母がボランティア精神に溢れる人だったので、その影響もあるとは思いますが、やってみて思うのは、すべて自分の成長につながっているということ。自分の音楽に還元されることもたくさんあります」
また昨年は、高校時代の夢だったチアダンス部を設立。現在、45歳以上の部員12名で活動中だ。
「皆さん、生き生きしていますよ。私は45歳で大学に入学したんですね。そのとき、初めてのことばかりで、右も左もわからないけど、未来のことを思えば今がいちばん若いんだから、これから勉強すればいいんだと思ったんです。そう考えれば、いくつになっても新しいことが始められますよ(笑)」
今年は、そんな多忙な日々の合間に書き溜めた曲や未発表曲を、他のアーティストに書いてもらった曲と一緒にアルバムにまとめる予定だという。
「明るい雰囲気のアルバムになると思います。笑顔は伝染すると感じているので、これからもそれが広がっていくような活動をしていきたいですね」
『庄野真代コンサート~Domestic Mayo Line 2019』
全労済ホール/スペース・ゼロ2019年9月23日17時~
全席指定6500円
キャピタルヴィレッジ:03(3478)9999
出演/庄野真代(Vo)、サントリィ坂本(Key)、関 雅夫(B)、稲葉 智(G)、野々村樹理(Dr)、山下由紀子(Per)、望月ヒカリ(Key)ほか
詳細はこちら>> 表示価格はすべて税込みです。
取材・構成・文/岡﨑 香 撮影/寺澤太郎 ヘア&メイク/星 よしみ
『家庭画報』2019年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。