きものダイアリー

国立劇場創立50周年記念公演「仮名手本忠臣蔵」へ

2016.10.18

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Bettyokoのきもの日記 第15回

国立劇場「通し狂言 仮名手本忠臣蔵 第一部」 

記念の公演として、10、11、12月と3ヶ月かけて「仮名手本忠臣蔵」が上演されています。




「仮名手本忠臣蔵」は、数多い歌舞伎の名作の中でも、特に人気の高い演目。 通常はお軽と勘平の物語を描いた「六、七段目」や、祇園の一力茶屋を舞台に大石内蔵助をモデルにした大星由良之助の遊興と本心を描いた「七段目」などが単独で上演されることが多いのですが、壮大なストーリーを冒頭から観ると、塩治判官(浅野内匠頭)が何故刃傷に及んだのかもわかりますし、討ち入りが単なるハッピーエンドでなく、多くの人々の忠義という名の犠牲の上に成り立っていることに感慨も深まります。 

今月は「大序」と呼ばれる序幕の「鶴ヶ岡社頭兜改めの場」から四段目の「表門城明渡しの場」まで。開演前の口上人形による出演者の紹介や、序幕の冒頭、幕が開くと舞台上のすべての出演者が目を閉じてうつむいており、太夫による役名の紹介ともに息を吹き込まれたように動き出す様子は、人形浄瑠璃をもとに生まれたお芝居ならではの興味深い様式です。 

普段は上演されることのない「二段目」の初々しい力弥と小浪のカップル、続く「三段目」の仕事の合間にちゃっかり逢引するお軽勘平のカップルの恋模様は、どちらもハッピーなだけに、後日(11月と12月に上演されます)の悲劇が際立つはず。
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